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こんにちは。

今日宝物庫に一点追加させていただこうと思っていたのですが思ったより無限に寝てたので(おい)、よるおそーく、多分日付変わったあとに追加しますー



(頂いたのに遅くなりましてすみません…!)

*追記 18日

宝物庫におさめさせて頂きましたー!
戦闘フィオリエ!

続きからに畳んである戦闘描写に対して描いてくださいました…!
kokuto-wa様、ありがとうございます!!!!!




 丸々とした、蛙顔の、背びれと尻尾がついた四足歩行のそれの名前は知らないが、蛙肉は鶏肉と非常によく似た味がするんだ知っていたか? こいつが蛙なのか魚なのか牛なのかなんて議論は不毛だ。大切なのは、焼肉にして旨いのか不味いのか、それだけ。
「すまんが俺たちの焼肉になってくれ」
 ぶもー! と――なんだ猪か? ――吠えて,びょんこびょんこと次第に大きく跳ねて向かってくる。やはり蛙か? かなり距離を取って構えて正解だった。大きいというのはそれだけで脅威だ。ぶつかれば死ぬ。
「行くぜ,カルスペ《刹那の白き雷》」
 精霊が応じて囁けば双剣の柄に埋め込まれた宝石が白く光を帯びた。
 ぶつかる前に雷撃で叩こう…構えた時、相手が不意に何か吐き出した――違う、舌だ! 伏せて躱す。空気を巻き込む太い舌。牛タンとどっちが旨いだろうか。一瞬の無駄な思考、舌は大きくしなった。地面とサンドイッチされる前に咄嗟に腕を振り上げれば舌がスッパリと切れて空が見えた。ついでにビリリと一発、切った拍子にお見舞いすれば蛙顔は悲鳴をあげた。攻撃はしっかり通るようだ。火もちゃんと通りそうだ。
 遠距離を諦めて蛙は痛々しい舌を少し出したままでこちらへ跳躍してきた。踵を返して背後の木の幹を蹴り、空へ数歩。宙で身を翻せば、すぐ下で蛙顔は木に激突して幹を折った。
「カルスペ《刹那の白き雷》」
 勢いにのったまま剣を振るって雷撃を見舞う。ぱっと白く染まる視界。その刹那の後、蛙顔の尻尾の横へ着地する。ずん、と音がして振り返れば、蛙顔はぐったりとしていた。双剣を収めて、ぱん、と手を合わせる。
 「美味しく頂きます」

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風枝 在葉(かざえだ さいは)
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3月31日です。
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