草原を跳ぶ者

こんばんは。

グラスホッパー読み終わりました。
なるほど。どこかで誰かが”主人公は鯨”と書いてたのを見ましたが、
うん（納得）。

というか、主人公云々というか

これ一冊が、言葉の呼応が美しく不思議な形に組み立てられ（組み立てられ、というのはふさわしい言葉だと思わないけれど、ちょっと今思いつかない）、芸術品としてひとつ、在る感じ。
主人公云々ではない。
風景画とか、目立つオブジェクトがあったとしても、それが主人公というか、強いて主人公という言葉を使うならば、絵自体が主人公だと思うんですよー。そんな感じです（結局自分理論か）。

ここまで綺麗に決まると
すごいですよね
で、この一冊の間にいろんなやり取り、セリフ、人物の行動、感じたことや過去の思い出、などがあるのに、重要なところはちゃんと頭に残っていくのです。
だから、最後の一文、ものすっごく面白かったです。色々受け取り方はあると思いますが。＊ネタバレ？反転＊電車が通り過ぎるのが、ずいぶん、長かったんですね。きっと鈴木さんは、目覚めて、日常に戻るのでしょうね。だけどきっと、彼女のこと忘れないから、忘れないでしょうね。でもそれはまるで、幻のようなのでしょうね…。田中さんの台詞をフラグにして鯨さんの関連で、鈴木さん視点で締めるってね。＊以上＊

フラグ大好きです。なんだかお腹いっぱいになりました。

私は、芸術というより、彼らを描くことや、彼らを通して色々気が付くこと、描くこと、楽しむこと、悲しむこと、変化や気づきにきっかけとなること、そんなことをやっているので、
なんというか、全くタイプは違うのですが
すげえわ。重要な事柄や、ちょっとしたネタ場面とか、なんかちょっとエッセンス的に、こういうものすごく芸術的な呼応を入れられたらいいなぁと憧れました。

R・E・Aは長ーくなるから、…書く期間もめっちゃくちゃ長くなるから、呼応、なかなか難しいかもしれませんが。自分で読み直したりもするでしょうから、そうやって、何か、呼応、出来るといいなと思います。（そろそろ眠い）

＊

今日も来てくださった方、ありがとうございました！
また遊びに来てくださいねー！ヽ(´▽｀)/