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こんにちは。
◆1697頃フィオリエ(6)はつづきから。

*追記
ぷちリフォームしてみました。ちょっとだけロードが早くなったらしいです(診断)。
体感、分からん(笑)
ワンクッション入れることになっちゃうんですけど、トップページのごちゃ感なくしたかったんですよ~…。


REA書こうと思ってBGM探してたら、ずっと前やってたゲームのシリーズのBGM見つけました。大好きなんですよねこれのBGM。なんてったってまず、オーケストラ(超壮大)。
LotRリスペクトな漫画? をゲームにしたやつだったかなたしか。
小6頃始めて、その友人が数人、未だに友人です。
BGM聴くと、やっぱ小6とかでやってたせいでしょうね、すごく、懐かしくて、
たしかに、今でも時々、あの世界に”帰省”したい気持ちになることがあります。別に戦闘したいわけじゃない。イベント参加したいわけでもない。あのキャラクター《私の分身》で、あの世界を歩きたい、それだけです。あの街を。鳥の声を。水の流れる音を。風の音を。風車の軋む音を。鐘の音を。商店の賑わいを。懐かしいと、思うのです。

…どこまでいっても、我がルーツは、我がルーツだなぁ。

《私》の、年上の親友は、きっと夢を叶えて頑張っているんでしょう。幸せになっておられるといいなぁ。




最近、読んでばかりだったのですが(漫画)、
不意に書きました。小話。これどこまで続くんだろう?今回で区切りかな?フィオリエの小話。(おい) あ、タイトル変えようかな?

フィオ小話(6)、実は6月あたりに数行+台詞のみ書いてあったやつに足しました。めっちゃ足しました。
レイフや旋風は前々からもっと書きたいと思っていますがそのうち←


書きた~い。
あと吹きた~い。
そうしよう今日は。

ミリしらやりたい気がしてます。やるとは言ってない←



昨日や今日も来てくださった方、ありがとうございました!
また遊びに来てくださいね~!ヽ(´▽`)/

◆1697頃フィオリエ(6)



「悪魔どもが動いている。恐らく夢魔ライチだけではないだろう」
 レイフの重々しい言葉に、ティラが頷いた。
 フィオリエたちは二人と合流し、賑わう街の通りの外れで、出会ったまま立ち話をしていた。

「夢魔ライチが、近々多くの種族が集う我が故郷を狙っているときいて来たが」
 真剣な目で虚空を見つめた。灰色の瞳はどこか険しい。
 
 言葉の続きは察することができた。狙っているときいて来たが…やはりそれどころの話ではないようだ。エルフとヒューマンの対立。小さな亀裂を狙って、大きな力を得ようと、悪魔たちはそれぞれ画策して動いている。それぞれの動きが、みな、同じことを狙っているために、大きなうねりとなる…亀裂を広げ、『西』のヒューマンとエルフを仲違いさせるように働いている。

 フィオリエは内心、舌打ちしたい気分だった。
 一時帰省した故郷の風の都で、幼馴染や親から話は聞いていた。この情勢はどこかで予想していた――予想の中でも、最悪だ。
 エルフたちは…少なくともフィオリエの考えでは、ヒューマンを憎んでいるわけではない。先の、ヒューマンの少女が罪人・堕天使ルシを解放したことについて、断固として許すわけにはいかないというだけだ。
 ヒューマン族にとって堕天使ルシの罪など忘れられるくらい昔のことだ。それでもその出来事は、世界に、全ての命に、関わることだった。だから他の種族が忘れたとしても、エルフ族は忘れないし許さない…それは長命な種族の役目だと、多くのエルフ族が考えているだろう。

 始まりはそうであっても、悪魔たちが関わり、事を荒げている。日常の些細なことでヒューマンとエルフの間に少しずつ溝を掘っている。謝罪と赦しを、忘れさせる…。 

「悔やむな。一人で世界全てなど、守れやしないのだから」
 レイフがさらりと言った。
 そういえばレイフは『旋風』所属の冒険者のはずだが、今は、同盟所属が分かる宝石が見えない。冒険者証の片面に、『旋風』のネオングリーンの宝石が着いているはずだが、今見えるのはレベルなどが記された面だ。

 そうだな、とフィオリエはこれまでのことに思いを馳せた――風の都に留まると決めた友と、『琥珀の盾』に留まる自分。それぞれやれることはやってきただろう。『盾』で活動する中で、たしかに、魔物も悪魔も討伐したし、エルフとヒューマンの小さないざこざも解決したことがあった。それがどれだけ、今回のことに影響しているかなんて分かる術はないのだが。
「それぞれがそれぞれの守るものをきっちり守るしかないな」



 いつかティラはレイフに尋ねた。
「『旋風』には、もう戻らないおつもりですか?」
「場合によるが、そのつもりだ」
「ロードが寂しがりそうですね」
 ふっ、とレイフは笑う。
「彼女は寂しいとしても、寂しがったりしない。
 それに、遠い地にあろうとも、何かあれば駆けつけ故郷を守ると決めていた。俺のこの生き方を理解した上で、『旋風』は俺を仲間としていた」



 フィオリエとともに来た『琥珀の盾』のひとりが尋ねた。
「レイフの故郷での一件が終われば、『盾』へ戻るんですよね」
「ああ、おまえたちも俺も、『盾』の大事なメンバーだからな」
「…はい。…あなたの故郷は、…いえ…」
 フィオリエは風の都の友を思った。
「あいつがいるから、大丈夫さ。
 それに、俺たちは『琥珀の盾』だ。守れるもん最大限守るために、任せるとこは任せて、やるときゃやっていかないとな」


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