人物一覧作ったり◆「リーフとウェイン（３）」

こんにちは。

ウェインを急に書きたくなりましたので書きました、
彼、小話登場のみなので、人物資料も無い、気が、します（まだ確認してない）

ところで衝撃だったのですが、これを書くにあたって、「つぶやき帳にある小話ってどこにまとめてあったっけ？」と探したのですが見つかりませんでした（！）
ラーカスの話だけは、ラーカスの話としてまとめてあるのですが…いやいやなんという危険なことをやっているんだ過去の私よ。
（基本的には、ウェブ、USB1、USB２、PCに保存しているのです。）

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エナ外伝を修正しようと思いながらなんやかんやしてます（おいおい）
こんなもの作ったり…。


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じわじわ活動してまーす生きてます～←
また適当に遊びに来てくださいませ～！ヽ(´∀｀*)ノ


＊リーフとウェイン（３）
「ウェインとリーフ」

　悪魔とやりあい続けて何年か知らんが、あいつはついに病魔呪いを受けたらしい。あと１年未満の付き合いになった。あーあ、病魔呪いなんてデカいもん受けながら悪魔を取り逃がしやがって。
　旅人剣士と俺の受けたい依頼はしょっちゅう被る。だから組む。俺は中衛、あいつは前衛。長年、被りまくって、突発的に組んでは別れてを繰り返してきた。互いにどうでもいいと思ってるから楽な付き合いだ。依頼を完遂する姿勢は一致してるから仕事の話は噛み合うし、状況によっては見捨て合いなんなら背中から刺すことも出来ると俺は思ってる。多分こいつもそう思ってる。そんなどうでもいいやつのどうでもいい言葉は気にならなくて楽だ。楽とは、楽しいにも発展すると認めよう。
　悪くない相棒だったんで――相棒ってほどのヤツじゃないが――、俺でも少しは情も沸く。人の子だからな。
　こいつはたしかに戦士だが、弟子が近年、いたはずだ。弟子ほっぽりだして動いてるみたいだがそこまでは知らん。
　そんな少しの情報で、戦闘中の優先順位を咄嗟に変えてしまうくらいには、情が湧いていたらしい。あーあ、我ながら甘いぜ。戦闘に害はなかったからいいだろ。
　と思ったのにこのクソ真面目野郎はたったそれだけのことを指摘してきた。おいおいよく見てんな。
「ウェイン、僕はあんたのことあんまり知らないけど、らしくないよ」
「はあ、そうかい」
「…ちょっと。死んでもいい相棒がいなくなるのが惜しくなったとか、馬鹿げた矛盾を抱えてないだろうな」
「…馬鹿げた矛盾ねえ。…いっそあんたを殺しとこうか」
「頭大丈夫？　そうなる前に僕があんたを殺すけど」
「っはっはっは！　そうだな、あんたそういうヤツだ。はー、アホらし」
「まったくだ」
　いつもそこに死がある。いつも生きている。俺たちはそれを知って、悪魔と戦うひとりとひとりだ。リーフは俺を殺せる。俺もリーフを殺せる。
　ただまあ、この依頼をこなしたあと、酒場で一杯、酌み交わしたいとは思う。
　…あ、だめか、こいつハーフエルフの下戸だったわ。


（「きっと躊躇いもなく君を殺せる」のお題に触発されて。）