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こんばんは。
(◆1697頃フィオリエ(3)はつづきから)
突発的に書いてしまったので載せときますっていうだけです。何日か前に書いたフィオリエのやつの続きです。あとで日記タイトル統一しようかな…。
一発書き無修正…あまりに読みにくければ3日後あたりに無言で修正いれてるかもしれません。
書きながら、へえ~~~! と思って書いてました。
ティラとかアルルとかの新たな一面?
本編とか既に始動してるやつとか以外は、
ここに書いていくってのも手だな~と思い始めました。
矛盾を恐れている場合じゃなく、書きたいことが書き終えられないリスクの方が高いな、と。
*
ここ数日来てくださった方、ありがとうございました!
また遊びに来てくださいね~!ヽ(´▽`)/
*
(◆1697頃フィオリエ(3)はつづきから)
突発的に書いてしまったので載せときますっていうだけです。何日か前に書いたフィオリエのやつの続きです。あとで日記タイトル統一しようかな…。
一発書き無修正…あまりに読みにくければ3日後あたりに無言で修正いれてるかもしれません。
書きながら、へえ~~~! と思って書いてました。
ティラとかアルルとかの新たな一面?
本編とか既に始動してるやつとか以外は、
ここに書いていくってのも手だな~と思い始めました。
矛盾を恐れている場合じゃなく、書きたいことが書き終えられないリスクの方が高いな、と。
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ここ数日来てくださった方、ありがとうございました!
また遊びに来てくださいね~!ヽ(´▽`)/
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『旋風』のレイフは、悪魔ライチと契約者を追う気など、本当はなかった。そんな理由がなくても『西』にある己の故郷に、戦火に巻き込まれるわけにはいかないミユ族の聖地に、帰らなければならなかった。レイフが全てをかけてでも守ると決めているもののひとつが、故郷だからだ。
「失礼ながら、こういうことには関わらない方なのかと思っていました」
ミユ族を連想させる服装。すらりとした身体のディル族。彼女は『旋風』ではないが、レイフのちょっとした知り合いだった。
ふ、とレイフは笑った。心地よく響く低音は、ミユ族の音使いであるレイフの武器でもある。
「俺も、貴女はこういうことには関わらないだろうと思っていましたよ。シエルネ…なぜ付いて来てくれたのか…今更聞くのは無粋だろうか」
「ティラと名乗ったはずです、レイフェルダ」
「失礼、ティラ」
大して怒ったふうでもなく、ティラはいつも通り涼しげに応えた。
「私の尊敬するミユ族の方々の聖地をお守りするのに、理由が必要でしょうか?」
「ああ、本当に、無粋だった。失礼した」
いいえ、とティラ。
「以前の私なら、こういうことには関わらなかったと思います。貴方は私の変化に気がついただけです」
『旋風』は常に5~6人程度。数人知り合いを連れて行く、とアルル――『旋風』のロード――には言ったが、レイフは単独で『西』へ渡った。
アルルから、悪魔ライチの討伐という”『旋風』を離れる理由”なんかを貰ったわけだが、それはレイフが望んだわけではない。あのロードは意外と、本当に気に入ったものには、なかなか手放せないほどの愛着をもってしまうようだ――『旋風』創立時のメンバーであるレイフもそのお気に入りだった、とレイフは自覚している。アルルは、レイフが故郷に戻るであろうことを知っていた。なんなら二度と戻ってこないだろうとも分かっていた。レイフもそのつもりだった。『旋風』を離脱するつもりでいた。だがアルルは、レイフに離れる理由を与えた…いや、アルルがレイフを手放す理由をこじつけた。その行動を、心情を、レイフは感じ取った。だからといってレイフは決意を変えやしない。アルルもそうと分かっているはずだ。だから理由をつけて、折り合いをつけたのだ。あのクールなロードは裏にある”らしくない”感情を、おくびにもださないことだろう。
レイフは故郷を守るためだけに旅立った。悪魔ライチの討伐は、その過程のひとつだ。レイフの決めたレイフの行く道、誰も付き合わせることはない。そう思って誰も連れてこなかった。
『西』へ渡ったところで、偶然だろうか、ティラに出会った。目的は同じ、ミユ族の聖地を守ること。
当然のように、まるで打ち合わせていたかのように、レイフとティラは二人で再出発したのだった。行く道が同じなら、ついでに一緒に行けばいい。
その偶然のついでは、旅をより鮮やかにする。
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