拍手のお返事もこちら(カテゴリー:お返事)。創作関連を見たい場合はカテゴリーを選択して頂くと見やすいと思います。
「原作無関係二次創作」「小話(暫定)」については固定記事(緑文字で書いてある一番上の記事)をご参照ください。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
こんばんは。
(◆1697頃フィオリエ(4)はつづきから)
金曜日ですね。なんかほんまもう、今日の午後から力が足りない感ハンパなかったっす…力が入らん、抜けていく。
でも今日は色々経験できて良かったっす充実。
*
眠い(´・ω・`)
明日は楽しみなイベント盛りだくさんです。土曜日エンジョイしてきやす。
REAも開きます。宣言しときます。
ええ、書きます。
あまり量アップ出来なさそうですが、とりま、アップ部分の加筆修正に入ろうかと思います。
*
今日も来てくださった方、ありがとうございました!
また遊びに来てくださいね~!ヽ(´∀`*)ノ
あ、あと拍手をREAアップに先んじて変更しゃした。
*
(◆1697頃フィオリエ(4)はつづきから)
金曜日ですね。なんかほんまもう、今日の午後から力が足りない感ハンパなかったっす…力が入らん、抜けていく。
でも今日は色々経験できて良かったっす充実。
*
眠い(´・ω・`)
明日は楽しみなイベント盛りだくさんです。土曜日エンジョイしてきやす。
REAも開きます。宣言しときます。
ええ、書きます。
あまり量アップ出来なさそうですが、とりま、アップ部分の加筆修正に入ろうかと思います。
*
今日も来てくださった方、ありがとうございました!
また遊びに来てくださいね~!ヽ(´∀`*)ノ
あ、あと拍手をREAアップに先んじて変更しゃした。
*
悪魔ライチと、契約者リアム。
レイフとティラは、フィオリエたちと合流する前に邂逅した。
風が行く谷間の道。影の中に立つのは一人。
ざっ、ざっ、と、刃を順々に突き立てて歩く。哀れみとも悲しみともつかない表情で作業的に繰り返し、抜くたびに黒く地面が濡れる。
「野党に襲われたのか、それともあなたが野党ですか?」
日差しの中、レイフのよく通る声が静かに問いかけると、彼はすうっと顔を上げた。
「俺は野党ではない。この人たちのことは知らない。ただ、エルフ族だ」
「ではあなたは、噂に聞いたことはある、暗殺者というやつですか? 暗殺というには派手ですから、殺し屋?」
彼はしばし考えて、柔らかく笑った。
「永遠の夢を売る者です」
「契約者です」
ほとんど唇を動かさずにティラが告げる。
「その人たちは、どうしてあなたに殺されたのですか? ええと、…俺はレイフです。あなたは」
「リアム。あなたは冒険者ですね」
影の中でリアムの瞳がきらりと輝いた。
「邪魔をしに来たのでないなら、ミユ族やディル族に用事はありません。見たことは忘れてください」
マナがぐわん、と揺れるように動き、魔法が二人を襲う。それは強力な睡眠の魔法だった。契約相手の悪魔が、夢魔とも呼ばれる悪魔ライチであると知っていた二人は、事前に防御魔法を構えていた。それでもレイフは一時意識が遠のき、――故郷の夢を見た気がした――容赦ない平手打ちを食らって目を覚ました。
「一回で目が覚めましたね、良かった」
「…手加減というものを知らないのか、ティラ…」
「仲間を救うのに手加減なんて必要ないでしょう」
睡眠魔法を破って、ふたりは改めて契約者リアムと対峙した。
影の中で笑みを消したリアムは闇に沈んだ目で二人を見据える。
「どうしてみんな邪魔をするんだ。
エルフとヒューマン。出会わなければ良かった、それだけだ。
相容れないなら、出会わなければいい。そう思わないのか?
ミユ族にもディル族にも、分からないのか…ミユはヒューマンと同じくらいの寿命。ディルはエルフほどじゃないが、ヒューマンからすれば長寿。出会わなければ良かったんだ。
年月の差、経験の差は、相容れない考え方の違い・感じ方の違いを生む。ひび割れはやがて大きな穴となる。それをどうして、間に生まれてしまったからって、ハーフエルフの俺が、俺たちが、埋めなければならないんだ。ひび割れる壁なんていっそ壊せばいいじゃないか、守る必要なんてない」
「無粋ですよ」
ティラがやんわりと応じる。
「人と人との関係を、壁に例えるなんて。
それは風。気まぐれに生まれ、出会い、結ぶ。
それは歌。思い描くように紡ごうと努力し、共に喜び、時に相容れぬことを悔み、やがて、終止線を見る。
気がつかないかもしれず、確かにそこにあり、私たちが生み出し、感じ、記憶と心に残る。
直す、壊す、と、壁のように表現できるものではないと思います」
その上で、こう尋ねた。
「一体、何を壊したいというのです。何を、直し、守りたいと望んだのですか。誰があなたに、それを守れと強いたのですか」
リアムは言葉を失った。
そして悪魔ライチが彼の声で言葉を紡いだ。
「エルフとヒューマン。出会えた二人は幸せな時を過ごしただろう。だけど俺はそうじゃなかったよ。仲良くやろうと努力しなかったわけないだろ? 騙しあって殺し合ったあいつらだ、何も努力しなかったのは。全て壊されたさ。俺は。もう、同じ思いを、させたりしないよ、誰にも」
PR
この記事にコメントする
最新記事
カテゴリー
カレンダー
P R