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突発的ふたつめ。
リーフでs…いや、リーフさんです。(小話です)
(私の中で、リーフはFaO、リーフさんはエナ外伝という区別がいつの間にか出来ていました。)
…。
「戻らない理由」というタイトルで書き始めたら、復路のはずが往路になってしまった上に、
ウェインっていう初めてお会いする人が出てきていしまいました。誰だお前は。
しかもわりかし脳内で黒髪(くせっ毛)で紺色のだるそうな目のそこそこイケてる中年(といってもディル族なのでヒューマンのより断然年齢不詳の若さがある)だぞ。困った楽しいこいつ。
ということでタイトルを「リーフとウェイン」にしてしまいました。
ほんとうは、「戻らない理由」でエナ外伝中のリーフさんが、エナを置いていったとき・長期間不在のときに何をしていたのか書こうとしたのに、何もかけなかったです←
*
◆リーフとウェイン(1) @1805年以前のいつか
リーフでs…いや、リーフさんです。(小話です)
(私の中で、リーフはFaO、リーフさんはエナ外伝という区別がいつの間にか出来ていました。)
…。
「戻らない理由」というタイトルで書き始めたら、復路のはずが往路になってしまった上に、
ウェインっていう初めてお会いする人が出てきていしまいました。誰だお前は。
しかもわりかし脳内で黒髪(くせっ毛)で紺色のだるそうな目のそこそこイケてる中年(といってもディル族なのでヒューマンのより断然年齢不詳の若さがある)だぞ。困った楽しいこいつ。
ということでタイトルを「リーフとウェイン」にしてしまいました。
ほんとうは、「戻らない理由」でエナ外伝中のリーフさんが、エナを置いていったとき・長期間不在のときに何をしていたのか書こうとしたのに、何もかけなかったです←
*
◆リーフとウェイン(1) @1805年以前のいつか
小さな村の魔物避けをものともしないで、その上ばれずに侵入する、そういう悪魔も相手にしていた。
宿の一室、静かに鍵を開けて忍び込んでくる。暗い部屋。ベッド上の膨らみに向けて刃物を振り下ろす。
(宿の一般人なんかを操るから、こんな簡単なことに引っかかるんだ。強いんだか弱いんだか分からないな。操れる時点で厄介ではあるけど)
などと思いながら、リーフは開いた扉の影から素早く侵入者に迫り、刃物を取り上げた。そして逃げる。
すぐ隣の部屋に向かい、扉に手をかけた。
「ウェイン、奇襲だ。奇襲」
もちろん鍵が掛かっていて、結局リーフはノックした。
ややあって、寝癖のついた黒髪を掻きながら男が出てきた。寝癖はあるものの、ちゃんと外に出られる格好だ。外套まで身に付けている。
「面白い掛け声だな、リーフ」
「僕のベッドが包丁で刺された。操られてた従業員が僕の部屋にまだいると思うから、どうにかしてくれ」
「ん」
ウェインという男は、眠そうに紺色の目を瞬いて、さっさと現場へ向かった。
ウェインは今回の悪魔討伐のために組んだ相手だ。といっても実は、今回が初めてではない。一匹狼のこのディル族の魔法使いは、なんとなくリーフと相性が良かった。多分、お互いに、どちらかの厄介事に巻き込まれて死んだとしても恨まないし、「悪いな」とだけ言って目的を達成するだろうと思える。そういう信頼があった。
「あんた、マント着たまま寝るの? だからいつも別の部屋取れって言ってたの?」
「なんか嫌な予感がしたから構えてたんだよ」
「じゃ、立ったまま寝癖が付けれるんだ」
「15分前までは寝てたよ。あんたはベッドで寝ないんだな。床? いや、壁で寝るのか?」
「扉の後ろで構えてた。寝てない」
「へえ…じゃ、討伐依頼の時はいつも扉の後ろなのか」
「相手による。でもなんでウェインを殺しに行かなかったんだろう。僕より殺りやすいし僕より厄介だろうに」
「俺のほうがかっこよかったから殺すのが惜しかったんじゃないのか。宿の従業員が」
「でも操ってた悪魔の契約者って男だろ」
「やめろよ気持ち悪い。いいよじゃあ、リーフのほうが契約者好みだったからってことで」
*
そんなこんなで、非常に厄介な相手の場合は、ウェインか、ウェインと同じかそれ以上の魔法使いと組むことが多かった。
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