拍手のお返事もこちら(カテゴリー:お返事)。創作関連を見たい場合はカテゴリーを選択して頂くと見やすいと思います。
「原作無関係二次創作」「小話(暫定)」については固定記事(緑文字で書いてある一番上の記事)をご参照ください。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
お久しぶりです(本当にな!!!!!
寒いですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
二次創作のほうはやることやって一区切りつきまして、去年末からじわじわと、一次創作の資料を読み始めております。作っておいて良かった本当に。
世界に再度沈むべく、歩くべく、「いやぁこの資料は読まなくても私覚えてるやろ」っていう資料も開いて全部読んでみています。案外詳細部分を忘れていることがあります…!(FaOにおけるオルトとエルミオについてだとか、大悪魔の封印と魔物化はいってしまえば同じ原理だとか…!※どちらも物語中で語る機会は無い)
REAの1も読み直しました。たしか「これとこれと…この情報入れて初見でも世界がわかるように…」と思いながら書いたものです。なるほど俺得超わかりやすい! でもちょっ…と情報入れすぎだと私ですら思ったので、1つくらい情報を2に回そうかな? と、思いました。
楽しく、はもちろんですが、この上なく丁寧に(ただし完結出来る程度)、書いていきたいです。
ホムペももうちょっとわかりやすいレイアウトにならんかなー…とも思ったり(まだ思っているだけ)
じわじわやっていきたいと思います。
久しぶりなのに見てくださった方ありがとうございます~!(あるいははじめましてよろしくお願いします!)
これからもよろしくお願いいたしますヽ(´▽`)/
続きから、突発的に書いたエナ&リーフと、エナ・レン・アースの野宿料理の話です。
*
寒いですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
二次創作のほうはやることやって一区切りつきまして、去年末からじわじわと、一次創作の資料を読み始めております。作っておいて良かった本当に。
世界に再度沈むべく、歩くべく、「いやぁこの資料は読まなくても私覚えてるやろ」っていう資料も開いて全部読んでみています。案外詳細部分を忘れていることがあります…!(FaOにおけるオルトとエルミオについてだとか、大悪魔の封印と魔物化はいってしまえば同じ原理だとか…!※どちらも物語中で語る機会は無い)
REAの1も読み直しました。たしか「これとこれと…この情報入れて初見でも世界がわかるように…」と思いながら書いたものです。なるほど俺得超わかりやすい! でもちょっ…と情報入れすぎだと私ですら思ったので、1つくらい情報を2に回そうかな? と、思いました。
楽しく、はもちろんですが、この上なく丁寧に(ただし完結出来る程度)、書いていきたいです。
ホムペももうちょっとわかりやすいレイアウトにならんかなー…とも思ったり(まだ思っているだけ)
じわじわやっていきたいと思います。
久しぶりなのに見てくださった方ありがとうございます~!(あるいははじめましてよろしくお願いします!)
これからもよろしくお願いいたしますヽ(´▽`)/
続きから、突発的に書いたエナ&リーフと、エナ・レン・アースの野宿料理の話です。
*
「リーフさん」
宿よりも食に拘る師匠は、捌いて塩と香草をまぶしてこんがり焼いた鳥を寄越した。
「ん」
一緒に渡された小瓶にまさかの蜂蜜。なんで持ってんだよ流石グルメ。
「結構洒落てますよね」
「美味いものは綺麗なことが多いってだけだ。少しかけるんだ。いいか少しだ」
「それがベストな味だからっすね」
「分かるようになってきたな。食え」
「お先です」
焚き火がパチパチと賑やかだ。とろりと蜂蜜を少し垂らして、かぶりついた、思わずにやけた。うっま。これ野宿で食えるのかよ、すげえ。
師匠は満足気な顔で、俺から返された蜂蜜を自分の肉に垂らして、頬張った。完璧、と表情が物語る。
「もうちょい蜂蜜いいっすか」
「ん。…お前もう食べたのか」
「へへ」
「今日だけだよ」
「はい」
受け取って改めて言う。
「ありがとうございます」
誕生日を祝われるなんて何年振か。
俺の師匠は、こういうことを大事にする人。
***
「エナの野宿の料理美味しいね」
アースが毎回そう言う。数ヶ月差、俺と早くパーティ組んでたレンはなぜか得意げだ。
「お師匠さんに教わったんだってさ! いいよなぁ」
「そうなんだ。私も帰ったらお母さんに…――」
言いかけてアースは尻すぼみに言葉を途切れさせた。きちんと挨拶し許されて旅立った。ただ1回目は半ば家出だ――本人曰く”隣町まで友達を案内したついで”。続く沈黙に滲むのは後ろめたさか寂しさか、それとも。
レンの目に後悔や寂しさや優しさを感じ取れたのは、それを知っているからか。
「アースも料理上手になっちゃっても、俺がちゃーんとふたりの料理全部食べるからな!」
「いやお前も作れよ」
「でも俺料理出来ないもん、切って焼くとかしか」
「いいよ教えるから、覚えろよ」
「え!」
驚いて…喜んでるけど覚えるのはお前だぞ。
アースがずるい、と目を輝かせた。
「私も!」
するとレンが――こいつは何気に自己尊厳が低い――しゅんと控えめに身を引いた。
仕方ない。教えるとは言ったが上手く教えられる自信はなかったし。
「じゃあお前ら俺から頑張って盗めよ。俺はそうやって覚えた。手ぇ出して怒られたこともあった。あんまりトンデモ料理してたら突っ込むわ」
やった、頑張るね、とアースは喜んでレンを振り返る。そこで吃驚してるあたり、本当に…どうして、こいつはこういう時そっと「俺なんか」などと身を引いてしまうんだろう。アースのテンションに乗っかりつつも、「俺もいいの?」と顔に書いてある。そしてこう言う。
「俺、出来るかな」
「出来るようになるんだよ。それに、やってみねえことには得意も苦手も分かんねえよ」
「そうか」
やっと調子が戻ってきた。さてどこから教えたもんか。
…俺の師匠は、悪魔戦においての師匠。戦いの師匠。そして料理の師匠で、人としての師匠のひとりだった。
PR
この記事にコメントする
最新記事
カテゴリー
カレンダー
P R