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こんにちは。

いや、今書いてます(一次創作)

少し前に二次創作書いてたのを上げてなかったんで今上げます。

我が本丸、次郎太刀と太郎太刀が修行から帰ってきました。(刀剣乱舞)

次郎太刀の修行内容を踏まえての、詩寄りのものとなるので、
原作知らないと全然わからないかもしれません。雰囲気は伝わるのだろうか。
続きからどうぞ。



*追記*
いや27~29アップ予定にしておきます…明日の勤務考えたら心穏やかにクリスマスなんかやってらんねかった…。




◆風、彩し

(直接的にキャラクターは登場しません。

 ・次郎太刀 修行出立セリフバレあり、注意。

 ・次郎太刀、修行内容を踏まえています。

 ・いつもと違います。詩寄りです。)

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 椿が、ようやく、赤く開く頃でした。

 冷たい微風に震える深い緑の中に、そっと宿る日でした。

 酒が、ふらふらと、赤を揺らしました。不確かないつかの日の、夢想のような景色と重なりました。

 人の姿で顕れた、貴方は何者だろうかと、鏡が問いかけてきました。


 ふらふら、ふらふら、と、往けば、ふと、人間とあいました。

 ぱちりと瞬けば夢弾け、花が、意味などもたないまま胸にほころぶ花が、この、人の身に、表情を施しました。

 人間の、笑う顔というのは、暖かい。




「ん~、ちょっとさ~、お願いがあるんだよね」

 






 ふわふわ、ふらふらと、漂う中に、鮮やかに、この刃を煌めかせてくれる人間の、その存在と物語のまた儚いこと。

 

 ぱちりと瞬けば、散る、刹那の、鮮やかなこと。


 人間の、ああ、人間の、

 この刃に光を宿して、この刃を振るい乱れ咲くようなその者の、なんて、鮮烈で、確かなこと。

 

 たったの一片が 物語を染め上げる。





 

 椿が、白く開く頃でした。

 ふらふらと門をくぐれば、人間はまたほころびました。

 夢想のような風景は色づいて、酒は一層美味となり、冷たい風をたった刹那、鮮やかに赤と白とが、彩りました。











◆おわり







(  『 赤い椿白い椿と落ちにけり 』


 お気づきかもしれませんが、この句の彩、映像が、作者の脳内にありました。恐れ多いですが、でも、私の表現力の不足はともかく、美しく鮮やかで、刹那だが確かだと、思ったのです。同じ種類の椿かどうかは、分かりませんが、仕事へ向かう道、先日、赤い椿と白い椿が、綺麗でした。


 …椿ですよねあれ?(知るか)

 一応調べたら12月~咲くやつもあるらしいですが椿は春ですね基本的に←)


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3月31日です。
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